人気急上昇中の裏なんば

裏なんばとは、ミナミのなかの中心地、難波の裏側に当たる日本橋界隈のことをさしています。2012年ごろから関西を中心に知名度を上げ、今では関東にまでその名は知れ渡るようになりました。さらに裏なんばの中心地でもある味園ビルにかつてあったキャバレーを舞台とした映画「味園ユニバース」が2015年に公開されたことでその人気はさらに急上昇。いまではキタやミナミに並ぶ、3番目の繁華街となりつつあるのです。

◆裏なんばの魅力は食にあり

裏なんばを語るうえで外せないのが食。日本橋界隈は見た目は少々難ありなものの、味はピカイチな名店がそろっています。飲食店の傾向としては東京の新橋のような大衆的な店が多く、イスを設置していない立ち飲みスタイルばかりです。なので仕事帰りやホテルへ帰る前など、ちょっとした時間に1~2杯ひっかけて帰るにはぴったりの場所。客と客の距離も近く、初対面同士でもわきあいあいと打ち解けられる雰囲気が人気の理由となっているようです。そして裏なんばといえば食、といわれる理由は人気の火付け役となったのがうどん店だったことも大きく影響しているよう。

もともと裏なんばが話題になったきっかけは、千日前に店を構えるうどん店「釜たけうどん」の店主が新メニューを「キムラ君」と名付けたことでした。キムチと食べるラー油を使ったうどんだったのですがこのコンセプトに周辺の飲食店が賛同し、同じ名前のメニューを続々と作ったそうです。そのネーミングの面白さも相まって徐々に話題を集め、現在の裏なんば人気の火種となりました。

そのため裏なんばと食は切っても切れない関係。「Diningあじと」は裏なんばが話題になり始めた頃に吉本の芸人がおいしいと絶賛したことがきっかけとなり、現在では裏なんばの聖地として連日行列ができているそうです。ほかにも寿司、串焼き、魚にワインバーなど多種多様な飲食店がひしめいています。このたくさんのなかからお気に入りの1軒を見つけることも、裏なんばを楽しみ醍醐味のひとつといわれています。

◆裏なんばへ行くならココは外せない

では裏なんばで外せないといわれている飲食店を少しだけご紹介します。割合的には立ち飲みの店が圧倒的に多いのですが、観光で疲れた体には少々つらいものですね。テーブルでゆっくりと頂ける店を紹介しましょう。

・富久佳(ふくよし)
裏なんばのなかでもとくに人気のある寿司店。もちろん回りません。とはいってもそこまで高級ではなく、リーズナブルかつ手軽に寿司を食べられる粋な店。10人ほどが入れば満席になってしまうほどせまい店内では、寿司だけでなくちょっとしたおつまみもいただくことができます。とくに関西ではなじみ深いどて焼きが非常においしいんだとか。しっかりと寿司を食べながら飲む、というよりもハシゴ酒のシメとして訪れるのにおすすめな店です。

・心の花 くしよし
裏なんばのなかでも比較的歴史の浅い串カツメインの店。食べログなどではビールがとにかく安い、として話題の店です。しかしくしよしが本当に得意としているのは実は日本酒。非常にバリエーションが豊富で、店員も知識があるためつまみと相性のいい酒をチョイスしてくれます。フードに関しては串カツではなく白センマイがいちばん人気のよう。センマイというと黒っぽくて少々グロテスクな見た目なのですが、白センマイは一見すると蒸し鶏のよう。それでいて食感は黒いセンマイと同じ。味付けはポン酢でさっぱりと頂くことができ、割と早い時間から売り切れてしまう人気メニューのようです。店内はさすが裏なんば、といいたくなるような狭さ。客同士がちょっとずつスペースを分けあってわきあいあいとした雰囲気で飲むことができます。店員の元気がよく、店内の雰囲気も非常に明るいのでわいわいと盛り上がりながら飲みたいときにおすすめです。

ほかにも裏なんばには様々な人気店があります。ですが最近は裏なんば人気によってどこの店も連日超満員のため、なかなかゆっくり楽しめないといった一面も。その場のノリと雰囲気で店を決めるのもまた一興ですが、本当に入りたい店には予約を入れておくのが無難のようですよ。

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