苦い歴史もある新世界

新世界は、大阪市浪速区にある繁華街です。中央北寄りには通天閣、南東部にはジャンジャン横丁が。ここは元々、パリとニューヨークを模倣して作られた場所でした。二つの都市の風景を真似しながら、最新の文化や風俗を輸入融合させてきたのです。1970年以降は大手私鉄やターミナル駅に恵まれなかったことなどの理由から人気が低迷気味でしたが、1990年頃からは昭和の名残を感じさせる場所として再び注目を浴びます。一時は低迷しましたが、今では楽しい観光スポットとなっています。

◆実は苦難の歴史がある通天閣

浪速のシンボルである通天閣は、実はエッフェル塔と凱旋門を模倣して作られました。初代通天閣が建ったのは、1912年(明治45年)。ルナパークという遊園地とともに建設されました。300尺の触れ込み(実際はもう少し低かった)で、当時は東洋一の高さ。その後、入場客の減少による財政難に陥ったり、戦時中に火災で強度不足になったのを機に、鉄材を軍需資源として献納することになったりと、様々な困難がありましたが、1956年に市民からの声で2代目通天閣が再建され、今では人気を取り戻しました。

現在の通天閣には、わくわくランド、キン肉マンミュージアム、売店、ルナパークジオラマ、カフェ、そして84mと87.5mの展望台があります。わくわくランドではグリコの限定商品などを販売。キン肉マンミュージアムでは珍しいグッズのコレクションが展示してあります。そして展望台からは大阪の街を見下ろすことができます。特に夜の景色は圧巻です。

ちなみに、通天閣では「ビリケン」という愛嬌のある顔をした神様がイメージキャラクターになっています。ビリケンの大きく突き出した足の裏をなでるとご利益があるとか。ビリケンは展望台にいるので、ぜひ探してみてください。

◆新世界には串カツ屋がたくさん

新世界では串カツ屋が有名で、たくさんの店が立ち並んでいます。その中の八重勝(やえかつ)というお店は、行列のできる大変人気の店舗です。地元民もよく行く店だとか。通りを挟んで二つ店舗があり、空いた方に店員さんが案内してくれます。

また、やっこという店は創業67年の老舗串カツ店。カウンターのみの店ですがこちらも大変人気の店で、職人の味の串カツが食べられます。メニューはいか、ちくわ、フグ、もちなど、さまざまな種類があります。新世界に行ったら、ぜひ一度串カツ屋で珍しいメニューを注文してみてください。

◆世界の温泉が楽しめるスパワールド

スパワールドもおすすめです。ヨーロッパとアジアをイメージした二つのフロアに分かれていて、世界の温泉を楽しむことができます。男女別で、月ごとに使えるフロアが変わるのが特徴。温泉以外にも、岩盤浴やサウナ、スポーツジムが併設されているほか、ウォータースライダーなどが楽しめる温水プールもあります。入場料は2400円ですが、「1000円キャンペーン」という割引サービスが頻繁に行われています。キャンペーン期間を狙っていってみましょう。

ヨーロッパエリアのお風呂には、トレビの泉を再現した古代ローマ風呂があります。初代ローマ皇帝アウグスティヌスの彫像や黄金風呂などがある豪華な造りのお風呂です。イタリア・カプリ島の青の洞窟を再現したお風呂もあります。青いライトでとても神秘的な空間になっています。髪や皮膚に潤いを与えたり、体を芯から温める効果もあります。

アジアエリアでは日本のゆったりした温泉や、イスラム、ペルシャなどの温泉に入ることができます。イスラムの石風呂には、モスクの中庭を再現したハンマーム浴場が。マイナスイオンによる鎮静効果や、疲労回復が期待できます。ペルシャのお風呂はペルセポリス宮殿をモチーフにした造り。体に負担をかけずに疲れる寝湯なんてものもあります。一ヵ所で世界の様々な温泉を味わえるのがスパワールドの魅力です。

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